この記事で解決できること!
英語学習初心者は何から英語学習を始めたらいい?
英語を効率的に勉強するには?
TOEIC対策に必要な勉強は?
英語の基礎学習はなぜ必要なの?
・1年でTOEIC900点。その後TOEIC990点(満点)、英検1級取得。
・WEB英語指導歴22年以上。27,000名超の指導実績。
英語学習は最初が肝心!
この記事では【まずやるべき3つの基礎】についてお話しします。
英語は「語彙・リスニング・英文法」に集約される
英語学習の分野は語彙・リスニング・英文法・リーディング・スピーキング・ライティングなど多岐にわたりますが、
その中でも、「語彙・リスニング・英文法」の3つは英語の基礎3本柱!
他のスキルは「語彙・リスニング・英文法」の組み合わせによる応用なんです。
例えば、リーディングは語彙と英文法の応用ということ。
ですから、語彙と英文法ができていない状態で、リーディングの練習をしてもザルに水です。
そもそも、リーディングは一つひとつの英文をきっちり理解していく作業。
その作業の積み重ねで「文」という流れを理解できるようになります。
つまり、英文のリーディングには、一つひとつの英文を正確に理解できる力が必要なんです。
リーディングに必要なのは「語彙と英文法」
知らない単語が出てきた場合に文脈から推測したりすることは大切ですが、知らない単語だらけではどうにもなりませんね。
ですから、基本的な語彙力は絶対に必要となります。
とはいえ、単語さえ知っていればあとはどうにかなるということではありません。
という経験はありませんか?
これは、文の構造の知識不足が原因です。
文の構造がわからないと、それぞれの英単語が文中でどんな役割を果たしているかを判断できないために、意味が理解できないのです。
ここで必要な「文の構造の知識」とは、英文法のこと。
語彙だけでなく英文法の力も必要な理由は、これなんです。
リーディングは一つひとつの英文を読んでいくことの繰り返しですから、語彙と英文の基礎ができていれば、特別な訓練をしなくても、ある程度こなせるようになります。
この記事で解決できるお悩み 短文は読めるのに、長文になると読めない。単語の意味はわかるのに文全体の意味がわからない。英語学習初心者なので、何から勉強したらいいのかわからない。 鈴木 拓 執筆者の鈴木拓です。(>>プ[…]
聞き取れるから話せる
スピーキングはリーディング同様に、土台は語彙・英文法・リスニングの3つです。
まず、自分が伝えたいメッセージを表現できる語彙(単語・熟語、英会話表現)を知らなければ、何もしゃべれませんね。
語彙力があっても、ただ単語を並べただけでは相手に正しく伝わりませんから、英文法も必要です。
簡単な会話ができればいいのですが、その場合でも英文法は必要ですか? 結論から言いますと、どんな会話であっても英文法は必要ですし、学んで損をすることはまずありません。 確かに、簡単な会話だけでしたら、英文法を学ばなくても感[…]
そして、スピーキングではここにリスニングが加わりました。
適切な語彙を使って、文法的に正しい英語を話しても、発音やイントネーションが悪いと相手に意図が伝わらないことがあるからです。
そもそも、自分が聞き取れない音というのは、正確な発音ができないものなんです。
それゆえに、まずは発音を正確に聞き取るリスニングが必要となります。
イントネーションを身につける上でも、まずお手本を聞き取ることから始めましょう。
>>音声ファイルも付属の英文法教材なら「総合実用英文法講座」がおすすめです!
ライティングも「語彙と英文法」
ライティングも、語彙と英文法の応用と言えます。
書きたいメッセージを表現できる語彙。
そして、それを正しい構造の文にできる英文法が必要となります。
スキル別トレーニングは基礎をしっかり固めてから
ここまで語彙・リスニング・英文法の基礎3本柱を固めることの重要性を説明してきましたが、
語彙・リスニング・英文法の基礎3本柱ができていれば万事OKということではありません。
リーディング、スピーキング、ライティングに関して、本格的な力を身につけるにはスキル別の訓練も必要です。
しかしながら、基礎3本柱が出来上がっていないのに、リーディング、スピーキング、ライティングの訓練をしても、頼りない細々とした柱で家を支えるようなもので、砂上の楼閣のように崩れやすく不安定で、確固たる実力が身につかないのです。
そうならないために、まずは語彙・リスニング・英文法の基礎3本柱をしっかりと固めることです。
英文法から学習するのが効率的
ここまででお話ししたように、基礎3本柱は英語学習の土台となるものですから、それぞれバランス良く学習していくのが理想ですが、限られた時間の中では難しいこともありますね。
実は、基礎3本柱の中でも英文法から始めるのが最も効率的でおすすめなんです。
と言うのも、英文法ができていれば、ほか全ての力がつくからです。
英文法で語彙をカバーできる例
例えば、英文法で語彙力不足をカバーすることもできます。
という英文において、researchersとappropriatelyを知らなかった場合。
そして、読み進めていくうちに、
「approrpiratelyというのは良いことのようだな。”適切に”とかそういう意味かな」
と、最終的に文脈から語彙の意味も推測できるのです。
実際に、私の講座の受講生様で、TOEICでは、
「”語彙が理解できる”が60台なのに、”文法が理解できる”が90あるから、800点台後半取れた」
「”語彙が理解できる”が50台なのに、”文法が理解できる”が90近くあるから、800点近く取れた」
というように、英文法で語彙力をカバーして高得点を取られている方が多くいらっしゃいます。
英文法は英語学習すべてに好影響
リスニングにも英文法が役立ちます。
英文法が分かっている人なら、
英会話やライティングにおいても、英文法の知識があれば、
(inを入れない人が多いですが、inを入れる理由が分かっていない方は英文法の力が不足しています。)
英会話に関しては、「すぐに作る」という課題もあるため、スピード面での練習は必要ですが、少なくとも、「時間をかければ、正しい英文を作れる」というレベルには達します。
TOEICにおいても、英文法がわかっていれば、パート5、6の英文法問題を解くことができますし、リーディングやリスニングにも好影響を与えますから、リスニングセクションや、パート7もスコアが上がります。
このように、英語学習するならまず英文法がオススメなのです。
1年でTOEIC900達成は英文法のおかげ
現に私も通信簿2(5段階、公立中学)、偏差値30という状態から、英文法を徹底的に、体系的に、論理的に理解する方法で学んだことで、英語の苦手を克服し、TOEIC初受験から1年で900点を達成。今では、TOEIC 990(満点)、英検1級を持っています。
また、海外ドラマなど英語のテレビ番組も、まったく不自由なく楽しめますし、アメリカ人とも毎週、特に不自由なく会話しています。
まずは英文法!
英語学習は英文法から始めましょう!