【TOEIC400点台はやばい?】英語苦手初心者から一気にスコアアップは珍しくない!

この記事で解決できるお悩み

TOEICで400点台はやばい?
英語が苦手でもTOEIC 500点以上取れる?
TOEIC 400点台がやるべき勉強・おすすめ教材は?

鈴木 拓
執筆者の鈴木拓です。(>>プロフィールはこちらから

  • 昔は偏差値30、通信簿2と英語が苦手。
  • 1年でTOEIC900点。その後TOEIC990点(満点)、英検1級取得。
  • WEB英語指導歴22年以上。27,000名超の指導実績。メディア掲載歴有り。

TOEIC 400点台はやばい?

TOEICはリーディング260点、リスニング310点、総合570点がおおよその平均点ですので、500点が取れないとなると平均点を下回っています。

就活や転職等のためにTOEICで「何点ぐらいあれば?」と気にしている方も多いと思いますが、資格という視点で考えると、500点は最低限クリアしたいところです。

英語が得意な人から苦手な人までさまざまですから、何を基準に「やばい」と判断するのかは難しいところですが、一口に400点台と言っても、リーディングセクションが100点台の人もいれば、200点台、もしくは300点台の人まで幅がありますから、リスニングセクションとのスコアバランスによっては注意が必要なスコアと言えます。(スコアバランス別対策は後述します)

苦手だからこそ吸収が速い

TOEIC400点台ですと、「英語が苦手」と思っている方も少なくないでしょう。

この苦手意識というのは、あまり良く無いことと思われがちですが、そうとは限りません。

むしろ、「英語が苦手」と自覚しているからこそ、

  • (新しい方法に出会った時)「今までダメだったから、この方法試してみよう!」と素直に導入できる。
  • (「基礎の基礎から学習しましょう」とアドバイスされた時)「確かに自分は英語が苦手だから基礎からやるのは当たり前」というように、変なプライドがなく基礎に専念できる。

というメリットがあります。

ですから、基礎から穴なく学習して、初心者から一気に上級者になるケースももちろんありますし、その数も決して少なくないのです。

私自身、昔は通信簿2(5段階、公立中学)・偏差値30と英語が苦手でした。
暗記しても暗記してもできるようにならずに苦労していましたが、「名詞とは…」のように、基礎の基礎から理屈で教えてくれる先生と巡り会ってからは、その方法に素直に取り組むことで、どんどん英語ができるようになっていきました。

その結果、TOEIC初受験から1年でTOEIC 900点を達成し、現在はTOEIC 990(満点)、英検1級です。

もちろん私だけでなく、私の講座(基礎英語講座NB)受講生の中にも、初心者から一気に上級者になられた方が多くいらっしゃいます

・「TOEIC 235点と英語が苦手だったのに、820点まで伸びました。この講座のおかげもあって、585点アップです! さらに英検準1級も114点という高得点で合格できました!」
・「TOEIC 400点台から、5カ月で、150点以上アップして、600点突破! 文法問題は84%正解! さらに3カ月後730点にアップ

このように、苦手を自覚していると吸収が早く、基礎を徹底して学習することで一気にスコアアップできるのです。

TOEIC 400点台の失敗パターン

前述のように、英語が苦手な初心者(TOEIC 500未満。理解度で言うと、前置詞や従属接続詞を「何となく」でもわかっていないレベル)の方が、中級者の方より早く上級者になることは珍しくありません。

その一方で、「実力はまだ初心者なのに、中級者だと勘違いして、やたらと難しいものに手を出しすぎて失敗する」タイプの方は非常に危険です。

私の指導経験上、このタイプはTOEICで言うと400点台の方にあてはまることが多いので、「TOEIC 400点台」というのは、最も危険なゾーンだと思っています。

TOEIC 400点台というと、200点台や300点台とは違い、「明らかな初心者」ではありませんから、「初心者」と呼ばれるのを嫌がる方も多いです。

では、中級者か?というと、そうではありません。

やはり中級者と呼ばれるためには、500点以上が必要です。

400点台というのは、100点台・200点台・300点台とは異なるにしても、まだ基礎が不足していますから、基礎学習をおろそかにして背伸びしてしまうと失敗する危険なゾーンなのです。

TOEIC 400点台のスコアバランス別対策とは?

TOEIC 400点台というのは、初心者を脱出する手前。もう少しで中級者の仲間入りができるレベルです。

しかしながら、同じ400点台というスコアであっても、リスニングセクションとリーディングセクションのバランス次第で対策が異なるため、

  1. リスニングセクションの方が75点以上高い(例:L 250 R 170)
  2. リスニングセクションの方が30~70点高い(例:L 235 R 185)
  3. リスニングとリーディングの差がほぼないorリーディングの方が高い(例:L 210 R 210)

の3つのスコアバランス別にお話しします。

1:リスニングセクションの方が75点以上高い

TOEICはリスニングセクションの方が高いスコアが出るのが普通で、平均して50点ほどリスニングセクションの方が高いです。
したがって、このゾーンに入る方は、この50点差を考慮しても、リスニングセクションの方が上ということになります。

最初から厳しい警告になってしまいますが、私の英語指導経験上、「TOEIC 400点台で、リスニングセクションの方が強い人」は、もうすでに伸び悩んでいる、もしくは将来伸び悩む可能性が非常に高いため、注意が必要です。

特に、TOEIC400点台で、リスニングセクションの方が100点以上高い場合は要注意です!
→例:「リスニング 300点  リーディング 190点  総合 490点」など

と言うのも、TOEICというのはリスニングセクションの方がスコアが伸びやすいからです。

リスニングは少しでも聞き取れれば何となく「感覚」で解ける問題も多いため、TOEIC 300点台・400点台のようにスコアが低いうちは「リスニングで伸ばす方が楽」に感じるでしょう。

実際のところ、リスニングセクションばっかりやっていれば、どんどんスコアが伸びていったりします。

ですが、リスニングだけが伸びて行くと、スコアがどんどんアンバランスになっていきます。
そして、そのうちリスニングの伸びも頭打ちになり、結局はリーディングを伸ばさなければいけなくなるのです。

すでに、この「リスニングの頭打ち」に直面しているTOEIC 400点台の人もかなり多いはずです。

リーディングセクションの実力は300点台相当

そこで、リーディングセクションを伸ばさなければいけないのですが、TOEIC 400点台とは言え、リスニングセクションの方が75点以上高い方というのは、リーディングセクションだけで言ったら、実力は300点台相当なのです。

もっとバランスが悪く、リーディングセクションで140以下だったりすると、実力は200点台相当のことさえあります。

TOEIC 200点台といえば、英文法と語彙が決定的に不足しているレベルです。

【語彙】→基本的な単語も知らないレベル
【英文法】→英文法の基礎中の基礎もわかっていないことが多いレベル
(例:疑問文の作り方・否定文の作り方・一般動詞とbe動詞の区別、等)

TOEIC 300点台だとそこまで極端に英文法の基礎が不足しているわけではないのですが、

・名詞、形容詞、副詞の役割
・前置詞の使い方
・従属接続詞や等位接続詞の使い方

等々、まだまだ危うい方がほとんど。

そのため、長い文や複雑な文になると、読んで意味を取ることができないケースが多いです。

英文法基礎の徹底でバランス改善を!

「1、リスニングセクションの方が75点以上高い」に該当する方は、リーディングセクションのスコアを上げて、スコアバランスを改善していきましょう。

そのためには、

まずは英文法の基礎の徹底!それにプラスして語彙!

これに専念することをおすすめします。

そして、目指すはリーディングセクションだけで250点!

英文法と語彙を徹底して学習していけば、パート5、6でたくさん点を取れますから、仮にパート7で20問ぐらい解き残しがあったとしても、リーディングセクションだけで250点が取れます。

そして、リーディングセクションで250点取ることができれば、リスニングセクションも自然と250点に到達し、総合で500点達成できることが多いです。

鈴木 拓
他に手を出したくなる気持ちもわかりますが、リスニングをするにしても簡単なものに留め、英文法基礎の徹底と語彙学習を!英文法基礎+語彙学習なら、基礎から徹底して学べる「基礎英語講座NB」がおすすめです!リスニング依存の「感覚」で解くのではなく、「論理的に考える」学習法でリーディングセクションを伸ばしていきましょう!

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2:リスニングセクションの方が30~70点高い場合

「1、リスニングセクションの方が75点以上高い」でもお話させていただきましたが、TOEICはリスニングの方が50点高く出るのが普通。
ですから、リスニングセクションが30~70点というのは、良いバランスです。

英文法の基礎も語彙もあと一歩

TOEIC 400点台は、中級者の一歩手前ですから、そこそこは単語・熟語を知っていて、英文法もそこそこ理解していて、リスニングもそこそこ、リーディングもそこそこだったりします。

しかしながら、あと一歩、英文法の基礎と語彙を徹底しておきたいところです。

英文法の基礎がわかっていないと、いろいろな教材に手を出しても、結局のところ何も身に付かずに終わってしまいます。

それだけ英文法の基礎というのは重要なのですから、「やり過ぎる」ということはありません

・名詞、形容詞、副詞の役割
・前置詞の使い方
・従属接続詞や等位接続詞の使い方

などなど、まだまだ危うい方が多いのです。

鈴木 拓
リスニングセクションの方がスコアを伸ばしやすい傾向にありますが、将来壁にぶつからないためにも、リスニング依存ではなく、英文法と語彙重視で学習していくことが大切です。

まずはリーディングセクションだけで250点。総合で500点を目標に、英文法と語彙を学習しましょう。
英文法と語彙の学習は「基礎英語講座NB」がおすすめです!

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3:リスニングとリーディングの差がほぼないorリーディングの方が高い

「1、リスニングセクションの方が75点以上高い」と「2、リスニングセクションの方が30~70点高い」でもお話させていただいたように、TOEICはリスニングの方が50点高く出るのが普通。

ですから、この差がほぼない(例えば、20点差など)、あるいはリーディングセクションの方が高い場合は、リーディングセクションの方が高いタイプに当てはまります。

このタイプの方は、私の指導経験上、将来有望な、伸びしろタップリのタイプです。

TOEICというのはリスニングセクションを伸ばす方が楽なのですが、そのような中でも、難しい方とされるリーディングセクションの方が強いのですから、今後スコアを伸ばすのは比較的楽ということになります。

TOEIC 400点台で、リーディングセクションの方が強い方となると、リーディングセクション240点以上をお持ちの方も少なくないでしょうし、スコアシートの英文法の項目が70以上の方もいらっしゃるでしょう。

英文法は中級者向けにレベルアップ

「3:リスニングとリーディングの差がほぼないorリーディングの方が高い」場合は、英文法の基礎は既に出来上がっている可能性が高いので、今後の英文法に関しては、中級・上級者向けコースの「総合実用英文法講座」がおすすめです。

もちろん、TOEIC 400点台でリーディングセクションの方が強いとは言っても、まだ英文法の基礎に不安が残る場合、

・名詞、形容詞、副詞の役割
・前置詞の使い方
・従属接続詞や等位接続詞の使い方

などなど、完璧ではない部分があるという方は、安全策として「基礎英語講座NB」で英文法の基礎を徹底し、語彙対策しておくのも良いと思います。

「英文法・語彙」と並行してリスニング対策を

そして、弱点であるリスニングもぜひやってみてください。
「英文法と語彙と並行してやる」という前提ですが、リスニングはやればやるほど力がつきますから、とにかく量をこなしてください。

特に、リーディング240点以上なら、リーディングの基盤はできていますから、リスニングの量をこなして伸ばすだけです。

「総合実用英文法講座」では、リスニングについてもしっかりとお話させていただきますので、それに従って、リスニング対策をどんどん進めてみましょう。

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英語の基盤は英文法と語彙

ここまで、スコアバランス別にお話ししましたが、全てに共通するのは、「英文法と語彙」です。

語彙力が低ければ、知らない単語・熟語ばかりで意味が取れません。

英文法は、リスニングのような「感覚」ではなく、「これこれこういうルールがあって、このルールを満たしているのはこの選択肢だけなので、これが答え」のように、論理的に考えないと解けません。

TOEICのパート5・パート6では、英文法問題が大量に出題されますし、パート7の長文問題にしても複雑な英文がたくさん出ますから、それにも英文法が必要で、じっくりと論理的に考える力が求められます

ですから、

英語の一番の土台となる英文法を基礎から徹底して学習!プラス語彙!

これが、英語が苦手な初心者から上級者へと一気にレベルアップする方法です。


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(※中級者・上級者は【総合実用英文法】がおすすめ→総合実用英文法はこちら

最後までお読みいただきありがとうございました。
今後とも皆様の英語学習のお役に立てれば幸いです。