TOEIC受験後にやるべきこと

TOEIC受験、お疲れさまでした!

TOEIC受験までの追い込み期間は、演習重視で問題を解いて見直すの繰り返しだったり、単語の暗記等を中心とした短期間でのスコアアップを図るべく、学習してきたのではないでしょうか。

一息ついてからは、次回TOEICに向けて長期的対策に切り替え、大幅なスコアアップを狙っていきましょう

鈴木 拓
執筆者の鈴木拓です。(>>プロフィールはこちらから

  • 昔は偏差値30、通信簿2と英語が苦手。
  • 1年でTOEIC900点。その後TOEIC990点(満点)、英検1級取得。
  • WEB英語指導歴22年以上。27,000名超の指導実績

こちらでは、再受験、もしくは、さらなる高スコアを目指していくための、受験後から始めるTOEIC対策についてお話しします。

TOEIC受験後に考えるべきこと

TOEICを受験する前に、「〇○点を取る」という目標を掲げていたと思います。

TOEIC受験終了後しばらくはスコアがわかりませんから、「〇〇点から〇〇点までスコアを上げる」というような具体的な数値目標は、結果が届いてからの方が良いでしょう。

受験後の日が浅いうちに考えるべきことは、今後の学習方針です。

目標は誰しも立てると思いますが、学習方針まで定めているかどうかで、英語学習の取り組み方も変わってくるからです。

学習方針が目標達成に導く

まず、今までの学習方法を振り返って、学習法が目標達成のために適切な内容であったかを確認してみましょう。

例えば、目標となるスコアを目指しての学習方法が、

「語彙、英文法の基礎が出来ていないのに、パート7の問題を解く練習ばかり」
「リスニングの基礎が出来ていないのに、シャワーを浴びるように、英語の聞き流しばかり」

というのでは、時間をかけて頑張ったところで、大きな伸びは見込めません。

目標からズレた学習を防ぐには、今までの学習法を振り返った上で、どのような英語力をつけていきたいのかを明確にし、その実現に向けて具体的に何を学習すべきか(=学習方針)を決めておくことが大切です。

学習方針の決め方

その1:英語の基礎3本柱を押さえる

最初に、「どのような英語力をつけていきたいのか」について。

英語学習は、基礎3本柱である「語彙・リスニング・英文法」の力を固めることが大切ですから、この3つをまず押さえるべきです

その3つの中でも、特に初心者の方であれば「語彙と英文法」をしっかりと固める必要があります

「語彙・リスニング・英文法」の基礎3つを念頭に、強化したいものを明確にしましょう。

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その2:効果的な学習法を考える

次は、その力をつけるための学習法を考えます。

学習法は人それぞれ、向き・不向きはありますが、下記のポイントを押さえた学習法が効果的です。

【語彙】:一回で覚えようとせずに、回数を増やして覚えるようにする

【リスニング】:最初はスクリプト付きの教材で聞き取れないところを確認し、それを何回も聞いて耳に覚えさせる。

【英文法】:”問題が解ければいい”ではなく、しっかりとリスニング、リーディングでも活かせるような、使える英文法を目指すべく、”ブロック”、”構造”を意識した英文法学習をする

伸びを実感しにくいのが英語学習

英語学習と言うのは、いきなり出来るようにはならず、本当に少ーしずつ伸びていくものですから、継続が非常に難しいのです。

日々きっちりやるべきことをこなしていくわけですから、毎日成果を実感したいところなんですが、残念ながら、そう簡単には伸びない。

だから挫折しやすいんです。

鈴木 拓

私自身、TOEIC900点を1年で達成した過程でも、成長はほとんど実感しませんでした

特にリスニングに関しては、2ヶ月間ぐらい、「まったく進歩していないんじゃないか?」と感じたこともしばしばありました。

何においてもそうですが、効果を実感できないと、「このままでいいのかな?やり方が良くないのかな?」と不安になりますね。

ですが、

英語学習も、きっちりと正しいやり方で続けていれば伸びます!

一方で、正しい学習であっても、それを継続できなければ伸びません。

だからこそ、英語学習は続けることが最も重要なのです

目標達成のためにするべきことは、次の2つに集約されます。

  1. 適切な学習方針を定めること
    →きちんと基礎から理にかなった学習方針の設定
  2. 定めた学習方針に沿って続けること
    →成長がゆっくりでも、学習方針に沿って続けること

この2つを実行すれば、個人差はありますが、確実に英語の力は上がっていきます。

もちろん、これはTOEIC対策に限らず、英語学習全般に言えることです。

成長を実感できる時もある

成長を実感しにくい英語学習ではありますが、「自分自身で、成長を実感する時がないか?」というと、そうではありません。

ゆるやかな成長であっても、確実に成長していますから、それが積み重なったとき、「あ、前と比べると成長したな。」と思う瞬間がくるものです。

これは私に限ったことではなく、英語ができるようになった人の多くが、そのように言っています。

【総合実用英文法講座】の受講生さんもそうですし、私が通っていた、通訳学校の先生(テレビ番組の通訳をすることもあるプロの
通訳の方)もそのように仰っていました。

鈴木 拓

私の場合、3ヶ月に1度の周期で成長を感じていましたが、その周期はレベルが上がるにつれて長くなっていきました。

また、TOEICだけに限らず、「前はあまり分からなかった海外のコメディ番組がこんなに分かるようになってる!」というように実感することもありました。

学習方針があればブレない

なかなか学習効果を実感できないと、暗記やテクニック頼りの、「すぐに効果が出やすい学習」へと、学習目的が傾いていってしまうものです。

就職・転職、昇進・昇給、さらには大学、大学院で、入学・単位取得などもTOEICを基準に使うところが増えており、外部的要因によってあらかじめ目標が設定されているために受験するというケースも多いですから、即効性のある学習に傾倒するのは当然とも言えます。

しかしながら、そこで効果を発揮するのが、先ほどの学習方針です。

学習方針があれば、傾きかけた学習目的を立て直すことができますから、ブレずに適切な学習を続けることで本来の学習目的を成し遂げることができるのです。

  1. 適切な学習方針を定めること
    →きちんと基礎から理にかなった学習方針の設定
  2. 定めた学習方針に沿って続けること
    →成長がゆっくりでも、学習方針に沿って続けること

この2つを実行すれば、個人差はありますが、確実に英語の力は上がっていきます。

もちろん、これはTOEIC対策に限らず、英語学習全般に言えることです。

暗記やテクニック頼りでは伸び悩む

もちろん、暗記やテクニックもTOEIC受験に必要なことは確かです。

しかしながら、記やテクニック頼りの学習では、高スコアまで伸ばし続けていくことができません

英語で伸び悩んでいる方の多くは、英文法の力が不足していることが原因です。

というのも、英語全体の力を伸ばすには、英文法を理解している必要があるからです。

例えば、間違えた問題の解説を読んでもよくわからなかった場合。「なぜそうなるのか」をしっかりと理解できるまで学習していますか?
「解説を読んでもわからないから、とりあえずパターン化して暗記」というのでは、応用が効きません

そもそも英文法というのは、暗記が必要な事項もありますが、基本的には理解するもの。

「なぜその答えになるのか」を理解することで、英文法力を高めていくことができるのです。

しかしながら、英文法を理解するという学習は大変ですから根気が必要ですし、時間もかかります。

ですが、英文法は文の構造を学ぶものですから、英文法問題を解くためだけではなく、リーディングにも必要ですし、リスニングにも必要で、すべての英語学習の土台とも言えるもの。

ですから、学習に時間がかかったとしても、それは結果的に英語力を伸ばす最短ルートなのです。

この先ずっとスコアを伸ばし続けて行くためには、長期的な視点で学習を継続していくことが必要不可欠です。

英語ができる人というのは、地味〜な努力をしているものです。

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